アフリカ内で発生したE-wasteであるとする主張・根拠
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 06:42 UTC 版)
「アグボグブロシー」の記事における「アフリカ内で発生したE-wasteであるとする主張・根拠」の解説
2012年に発表された国連への報告書「Where are WEEE in Africa」では、アフリカのゴミ捨て場で発見されているEEEの中にはアフリカの都市の中で発生したものも多くあるとして、ガーナやナイジェリアなどではEEEの輸入量も多いが、その国内で発生するEEEの量も多いと指摘している。 また、国連環境計画(UNEP)の報告によれば、ガーナを始めとした西アフリカで投棄されている電子機器のうち、85%はガーナや西アフリカなどで生産されたものだとされており、他にも2010年に行われたとある調査ではには西アフリカ諸国に集められた電子ゴミの50%から85%が、新品又は中古の電子機器の消費によって国内で発生したと想定されている。 バーモント州ミドルベリーに拠点を置く「世界再利用、修理、リサイクル協会(World Reuse, Repair and Recycling Association、WR3A)」の創業者であるロビン・インゲンソロンは、ガーナに訪れた際に自身が行った調査やインタビューなどから、ガーナのテマ港などからアグボグブロシーまで直接E-wasteが移動した形跡が見られなかったとしており、逆に現地では自動車のスクラップや家電製品を始めとして地元産の電子機器のスクラップも手押し車などで多数運ばれてきたと話し、「基本的に(E-wasteが世界からアグボグブロシーに輸出されているという通説は)デマだ」という説を展開している。
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