アフリカ南端までの旅路
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/13 01:42 UTC 版)
「バルトロメウ・ディアス」の記事における「アフリカ南端までの旅路」の解説
ディアスは最初、その先年にディオゴ・カンとマルティン・ベハイムに発見されたコンゴ川河口に向けて航海した。そこから海岸に沿って南下し、現ナミビアのウォルビスベイに入港した。 1488年、南緯29度、現南アフリカ共和国のポート・ノロス(英語版)付近でディアスは、嵐に遭って13日間漂流していた。嵐が過ぎて陸地から離れてしまった事に気付いたディアスは陸地に近付くために東進するが、陸地に到達しない。そのため北上してみると、陸地が西側に現れた。ディアス達は気付かないうちにアフリカ南端を通り過ぎていた事になる。2月3日にモッセル湾(英語版)に上陸。これをもって「ディアスのアフリカ南端到達」としている。 ディアスはアフリカ南端のアガラス岬、南岸のグレート・フィッシュ川を巡り、このまま行けばインドまで到達する事がはっきりした段階で引き返した。これは乗組員の不満を抑えきれなくなったための妥協の結果と言われている。 1488年5月、帰路に喜望峰を発見する。「ディアスの喜望峰発見」とはこの時であり、資料によってはアフリカ南端到達時期と混同されることがある。
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