アフリカゾウの生息地として
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/12/06 15:38 UTC 版)
「チョベ国立公園」の記事における「アフリカゾウの生息地として」の解説
チョベの最大の特徴はそのアフリカゾウの生息数の多さであろう。現在でも50000頭が生息しており、これはアフリカ大陸でも最も生息密度が高い。さらに将来的に見ても地球上で最も多くのゾウが生息し続ける場所でもある。1970年代から1980年代にかけての大量の密猟が横行し、1990年には数千頭まで減少したが、その後は確実にその数を増やしている。 ここに生息しているゾウはすべてカラハリゾウ(Kalahari elephants)と呼ばれ、地球上で最も大きなゾウである。脆くて短い象牙が特徴であり、その原因は土の中のカルシウム不足と考えられている。 いくつかのエリアではゾウが増えすぎることの弊害も出ている。実際、間引きが検討されたこともあるが、これまでのところ一度も行われていない。 乾季にはチョベ川とクアンド川の沿岸に滞在し、雨季には公園の南東部に広がって滞在する。生息域は国境を越えてジンバブエ北西部まで広がっている。
※この「アフリカゾウの生息地として」の解説は、「チョベ国立公園」の解説の一部です。
「アフリカゾウの生息地として」を含む「チョベ国立公園」の記事については、「チョベ国立公園」の概要を参照ください。
- アフリカゾウの生息地としてのページへのリンク