アニマル・セラピーの定義と活動
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/08 06:22 UTC 版)
「ヒューマン・アニマル・ボンド」の記事における「アニマル・セラピーの定義と活動」の解説
「アニマル・セラピー」は日本における造語であり、AAA (Animal Assisted Activity=動物介在活動) とAAT (Animal Assisted Therapy=動物介在療法) を包括したもので両者は区別しなくてはならない。前者は触れあい活動等を例とするレクリエーションであり、後者は医療スタッフが目的・評価などを行う補助医療である。厳密にはAATのみが、アニマル・セラピー (動物介在療法) と呼べる行為ともいえる。 AAA (Animal Assisted Activity) は動物介在活動と訳される。 治療という目的を持たずに、犬とのふれあいを楽しむ活動を中心としたレクレーションのことで、広く一般に行われている。幼稚園や老人ホームの訪問活動などが知られており、犬と触れ合う環境を創出することで心理的な好影響をもたらすとされている。ある程度定型化された活動であり、一度に多数の参加者を対象と出来るのが特徴。 AAT(Animal Assisted Therapy) は動物介在療法と訳される。 AAAとの大きな違いは、対象者の心や身体のリハビリテーションなど治療を目的としてセラピードックなどの動物を現場に介在させること。AATでは、治療対象者の状況やニーズを把握した上で改善目標を定めた上で治療を実施する。実際に実施する際には、治療対象者が「犬好き」であることを前提として、精神科医や作業療法士などの医療関係者とドッグセラピストやボランティアが連携して対象に合わせたプログラムを作成して実施する。
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