アダム鉱とは? わかりやすく解説

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アダム鉱(Adamite)

通常光                                                         紫外線照射
アダム鉱  アダム鉱
Ojuela mine,Mapimi,Durango,Mexico
Zn2(AsO4)(OH) 標本の幅約4cm

紫外線での強い蛍光有名な鉱物で、通常光でも美し標本です。

アダム鉱(Adamite)

アダム鉱
Ojuela mine,Mapimi,Durango,Mexico
Zn2(AsO4)(OH) 画像の幅約2.5cm

紫色美しいアダム鉱の結晶です。

アダム鉱(Adamite)

アダム鉱
Oujela Mine,Mapimi,Durango,Mexico
Zn2(AsO4)(OH) 画像の幅約2cm

コバルトを含むため紫色色付いたアダム鉱です。

アダム鉱/方解石(Adamite/Calcite)

アダム鉱 アダム鉱
El Potosi mine,Santa Eulalia,Mexico
Zn2(AsO4)(OH)/CaCO3 画像の幅約4.5cm

方解石に上に薄緑色のアダム鉱が付いてます。
小さな結晶ですが、紫外線照射する素晴らしく美し蛍光発します

アダム鉱(Adamite)

通常光


アダム鉱

紫外線照射

アダム鉱
Ojuela Mine,Mapimi,Durango,Mexico
この画像では暗く写っていますが、実際綺麗な黄緑色蛍光しています。

アダマイト

(アダム鉱 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/29 03:47 UTC 版)

アダマイト
アダマイト
分類 ヒ酸塩鉱物
化学式 Zn2(AsO4)(OH)
結晶系 斜方晶系
へき開 完全
断口 貝殻状
モース硬度 3.5
光沢 ガラス光沢
黄色、緑色、青、ピンク色、クリーム色、(稀に紫色や無色)
条痕 白色または薄い緑色
比重 4.3~4.5
蛍光 レモンイエロー
プロジェクト:鉱物Portal:地球科学
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アダマイト(adamite、アダム石アダム鉱水砒亜鉛鉱)は砒酸塩鉱物の一種で、組成はZn2(AsO4)(OH)。名前はフランス鉱物学ジルベール・アダムに由来する。

斜方晶系に属する。色は主に黄色、緑色(を含むため)で、稀に紫色や無色のものを産する。条痕色は白または薄い緑。比重4.4、硬度3.5。ルミネセンスの性質を有する。クリーム色のものはレモンイエロー色に発光する。しかしそれに熱を加えると発光しなくなってしまう。微量なコバルトを含むピンク色や紫色のもの、銅を含む青色や緑色のものはそれらの元素が発光を妨げるため、蛍光を示さない。

多くは孔雀石方解石とともに生成される。メキシコギリシャフランスが産地として有名。最初に発見されたのはチリである。日本では宮崎県の土呂久鉱山や見立鉱山などで僅かに採れた。また、メキシコではドゥランゴ州オハエラ鉱山で各種のアダム鉱がとれる。アメリカではネバダ州カリフォルニア州で採れる。

アダマイトの亜鉛が銅に置き換わるとオリーブ銅鉱(Cu2(AsO4)(OH))に、二価マンガンイオンに置き換わるとイヴ石英語版(Mn2+2(AsO4)(OH))となる(アダマイトの「アダム」に対して「イヴ」にちなみ命名された)。また、アダマイトのヒ酸リン酸に置き換わるとターブット石英語版(Zn2(PO4)(OH))となる。

参考文献

関連項目

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