アクセント・音声
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/25 06:34 UTC 版)
「北部伊豆諸島方言」の記事における「アクセント・音声」の解説
アクセントは中輪東京式アクセントで、伊豆大島の一部に中輪東京式の変種が行われる地域がある。 母音/e/は、各島とも東京語よりやや狭めの音である。新島の本村方言(高齢層)では/e/は長母音として現れるもので、短母音ではイ段音とエ段音の音韻的対立がなく、eを[i]と発音する。例えば[iki](駅)、[kibjoː](仮病)、[ɸɯdi](筆)、[tiŋki](天気)、[ʃinʃeː](先生)。三宅島坪田でもeが[i]に転じる傾向があり、ケやレの音節でその傾向が強い。利島でも/Ce/や/Co/の母音はi, uに近く発音される。 一部の方言で、/tu/の音節がある。新島本村方言では/ti/,/di/も認められる。新島本村方言の例:/tuiza'o/[tɯidzao](釣り竿) 利島では、連母音/ei/が融合せず、[ei]と発音する。先生は「センセー」でなく「センセイ」。
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