アカハシハジロとは? わかりやすく解説

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アカハシハジロ

アカハシハジロ
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赤嘴羽白

読み方:アカハシハジロ(akahashihajiro)

ガンカモ科

学名 Netta rufina


アカハシハジロ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/06 07:13 UTC 版)

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アカハシハジロ
アカハシハジロ Netta rufina
保全状況評価[1]
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: カモ目 Anseriformes
: カモ科 Anatidae
: アカハシハジロ属 Netta
: アカハシハジロ N. rufina
学名
Netta rufina
(Pallas, 1773)
和名
アカハシハジロ (赤嘴羽白)
英名
Red-crested Pochard
Netta rufina

アカハシハジロ (赤嘴羽白、学名:Netta rufina)は、カモ目カモ科に分類される鳥類の一種。

分布

繁殖地
ヨーロッパ西部の局所および黒海周辺、中国北西部
越冬地
中近東インド北アフリカ

ブリテン諸島の個体群の現状はよくわかっていないが、飼育下から逃げ出したり人為的に放鳥された個体が繁殖して定着しているらしい。大陸から移動してくる個体もいる。イングランドではグロスターシャーオックスフォードシャーノーサンプトンシャーでもっとも多く見られ、エセックスアバートン貯水池にもときおり野生の個体が訪れる。

日本ではまれな冬鳥として、本州九州先島諸島などで記録されている。1968年福井県で初めて記録されて以来、記録数は増加しているがほとんどが雄の記録で、雌の記録はごくわずかである。日本は本来の渡りのルートから外れており、飼育されている個体も少なくないことから飼育下の個体がかご抜けした可能性も指摘されている。

形態

体長約50cm。スズガモ亜科の種の中では大型である。雄は丸みを帯びたオレンジ色の頭部、赤い、黒い胸部をもつ。脇は白く背部は茶色で、尾羽は黒い。雌は主に薄茶で、背部と頭頂部は黒っぽく顔は白っぽい。

生態

繁殖期は低地のに生息する。小さな群れを形成している。非繁殖期には大きな群れを作ることが多く、しばしばホシハジロなどスズガモ亜科の他の種と混群を形成する。ただし、日本へ渡来する個体はほとんどが単独での記録である。

潜水もできるが、スズガモ亜科の他の種よりも水中に首を突っ込んだり逆立ちしたりして摂食することが多い。主に水草を食べる。

繁殖形態は卵生。岸辺の植生の中に営巣するが、水草の上に浮き巣を作ることもある。1腹6-12個の薄緑色の卵を産む。抱卵日数は26-28日である。

種の保全状態評価

ギャラリー

注釈

  1. ^ Netta rufina (Species Factsheet by BirdLife International)

参考文献

  • 『世界の動物|分類と飼育 ガンカモ目』、財団法人東京動物園協会、1980年、70頁

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