アウトウニオンにおける扱い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/05 06:38 UTC 版)
「シルバーアロー」の記事における「アウトウニオンにおける扱い」の解説
「アウトウニオン・レーシングカー」も参照 1930年代、「シルバーアロー」の呼称はアウトウニオンの車両に対しても用いられたが、メルセデス・ベンツと呼び名を分けたほうがレースを報じる記者たちに都合がよかったことから、後にアウトウニオンの車両は区別のため「シルバーフィッシュ」(Silberfischeh、「銀の魚」)とも呼ばれるようになる。 第二次世界大戦後、アウトウニオンは一時的にダイムラー・ベンツ傘下となった後、1965年にフォルクスワーゲングループに組み込まれ、アウディ・NSU・アウトウニオン(Audi NSU Auto Union AG)を経て、1985年にアウディ(Audi AG)となる。商標としての「Silberpfeil」はこの頃までアウディによって保有されていたが、ダイムラー・ベンツが商標を保有していた「ホルヒ」ブランドと交換する形で、1992年12月にダイムラー・ベンツに譲渡された。譲渡するにあたり、アウディはダイムラー・ベンツに対して、1930年代に「シルバーアロー」という呼称がアウトウニオンの車両に対しても用いられていたという事実を意図的に省いたりはしないよう念を押した。 なお、アウディは、アウトウニオンのシルバーアローの起源について同車が初参戦した1934年5月のアヴスレンネンという説明をしている。
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