ろう者、難聴者などの聴覚障害者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 01:56 UTC 版)
「マスク」の記事における「ろう者、難聴者などの聴覚障害者」の解説
新型コロナウイルス対策で必需品となり、ほとんど全てに普及したマスクであるが、それでかえって困った状況に置かれた人々もいる。ろう者などの聴覚障害者や難聴の人々である。彼らの普段のコミュニケーションは手話、聴力のまだ残っている人は補聴器の助けを得れば口話も使えるが、マスクをして口をおおうと不便になる。 手話は手の動きだけではなく、口の動きで数字や固有名詞を、あごの動きで肯定か否定かを伝えるように口も活用して伝える。表情も大事であるが、顔の下半分がほとんど覆われていると表情も読めない。 口話を使っている人は、音だけでは掴みづらいために、あいうえお(いわゆる母音)の口の形も読み取る読唇術で足りない情報を補って話す。ここでもマスクで口が隠れてると支障をきたす。
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