やまと言葉の「あお」とは? わかりやすく解説

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やまと言葉の「あお」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/26 06:29 UTC 版)

「青」記事における「やまと言葉の「あお」」の解説

日本語の「あお(あを)」の推測の域を出るような語源詳らかでないが、「しろ」(顕色)・「くろ」(暗色)・「あか」(明色とともに色を表す語として古くから用いられてきたものである。しかし古代においてこれは、現在の青色緑色紫色灰色のような非常に広い範囲の色を総称して(漠色)用いられていたと考えられている。現代でもいくつかの語にそうした影響残っており、特に緑色をさす「青」用法広く見られるまた、各地方言で「あを」は黄色まで指していたとされ、『大日本方言辞典によれば青森新潟岐阜福岡沖縄といった地方では、青は黄も意味したこのようなことから、日本語の青を表す言葉色度範囲は緑〜青緑〜青〜青紫まで幅が広いほか、一部「くろ」(暗色)と重複する(『青毛の馬』など)。 片山龍峯が考察した一説として、日本語アオは「アフ=会う・合う」、または、その連用形の「アヒ=間(隣合うの意)」と関連した語であり、アイヌ語アフ(会)の他界観とも関連するもの捉えられている。龍峯によればアオとは黒と白範囲中間色意味する「間(アヒ)」からきているとされ(龍峰はさらに現世他界中間の意についても触れている)、沖縄でも青はこの「アヒ(間)」から派生した語であるとしている。したがって大和アイヌ琉球における「アオ」の語源流れは同じところから派生したものと考察している。

※この「やまと言葉の「あお」」の解説は、「青」の解説の一部です。
「やまと言葉の「あお」」を含む「青」の記事については、「青」の概要を参照ください。

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