みいちゃん‐はあちゃん
ミーハー
(みいちゃんはあちゃん から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/04 01:47 UTC 版)
ミーハーは、日本語の俗語で、軽薄な、流行に左右されやすい世の中の風潮や人を意味する[1]。流行や話題となった人物・事物の動静に、もともと興味がなかったにもかかわらず、にわかに熱中する者(にわかファン)に対しての蔑称として用いられる。ひらがなでみいはあとも[2][3]。
みいちゃんはあちゃん[4][5][3](ミーちゃんハーちゃん[6])、はあちゃんみいちゃん[7]、みいはあ族[8]とも。
戦前から、若者向けの質の低い映画が「ミーチャンハーチャン映画」と呼ばれるなど[9][10]、程度の低いことに夢中になる若者、特に若い女性[4][5][6]の代名詞となっていた。「ミーハー」と略されるようになったのは戦後からである。
語源
文献によって諸説があるが、多くの辞書では「みいちゃんはあちゃん」の略語として「みいはあ」が生じたという立場をとっている[2]。
- 「みよ」「はな」などから「みいちゃん」「はあちゃん」が当時の若い女性の典型的な愛称だったという説[6]。
- 「みつ豆」と「はやし長二郎」の略だという説。
脚注
- ^ “みいはあ(読み)ミイハア - デジタル大辞泉「みいはあ」の解説”. コトバンク. 2022年10月14日閲覧。
- ^ a b 『みいはあ』 - コトバンク - 典拠は小学館『デジタル大辞泉』、三省堂『大辞林 第三版』、小学館『精選版 日本国語大辞典』
- ^ a b “みい-はあ”. 日本語大辞典 (初版 ed.). 講談社. 6 November 1989. p. 1879. ISBN 4-06-121057-2.
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: CS1メンテナンス: year (カテゴリ) - ^ a b c 『みいちゃんはあちゃん』 - コトバンク - 典拠は三省堂『大辞林 第三版』、小学館『精選版 日本国語大辞典』
- ^ a b
“みいちゃん-はあちゃん”. 日本語大辞典 (初版 ed.). 講談社. 6 November 1989. p. 1879. ISBN 4-06-121057-2.
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: CS1メンテナンス: year (カテゴリ) - ^ a b c d 『みいちゃんはあちゃん』 - コトバンク - 典拠は小学館『デジタル大辞泉』
- ^ a b 『はあちゃん』 - コトバンク
- ^ 『みいはあ族』 - コトバンク - 典拠は小学館『デジタル大辞泉』
- ^ 日本映画監督論 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 文化映画 1(10) - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 贋貨つかい - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 葉末集 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ 相撲大観 - 国立国会図書館デジタルコレクション
- ^ ソーラー(そーらー) - 日本語俗語辞書
- ^ 『週刊サンケイ臨時増刊 大殺陣 チャンバラ映画特集』(昭和51年、サンケイ出版)
- ^ うしおそうじ「はじめに」『夢は大空を駆けめぐる〜恩師・円谷英二伝』角川書店、2001年11月30日、6-7頁。 ISBN 4-04-883695-1。
関連項目
- みいちゃんはあちゃんのページへのリンク