まがまがしい

実用日本語表現辞典

禍々しい

読み方：まがまがしい

禍々しい（まがまがしい）とは、何か悪いことが起こりそうな予感や雰囲気を感じさせる様子を表す形容詞である。この言葉は、主に物事の様子や人の態度、表情などに対して用いられる。例えば、暗雲が立ち込める空や、不吉な表情を浮かべる人物を「禍々しい」と形容することがある。また、物語や映画などのフィクションの中で、悪意を持つキャラクターや、災いを予感させる場面を描写する際にもこの言葉が用いられる。禍々しいという形容詞は、その視覚的なイメージから、読者や視聴者に強い印象を与える効果がある。

（2023年9月21日更新）

禍々しい

読み方：まがまがしい
別表記：曲が曲がしい、禍禍しい、曲曲しい


(1)縁起が悪く、不気味なさまを意味する表現。
(2)忌々しいさまを意味する表現。

（2013年3月26日更新）

曲々しい

読み方：まがまがしい
別表記：曲曲しい

何かよくないことがおこりそうな、いやな感じを催させるさま。不吉な様子。「禍々しい」「曲が曲がしい」とも書く。

（2011年9月18日更新）

デジタル大辞泉

まがまが‐し・い【^▽禍^▽禍しい】

読み方：まがまがしい

［形］［文］まがまが・し［シク］

１ 悪いことが起こりそうである。不吉である。「—・い出来事」

２ いまいましい。好ましくない。

「いと—・しき筋にも思ひ寄り給ひけるかな」〈源・藤袴〉

３ いかにももっともらしい。

「—・しいあの嘘わいの」〈浄・油地獄〉

[派生] まがまがしさ［名］