宝冠大綬章
英語:Grand Cordon of the Order of the Precious Crown
日本の勲章「宝冠章」のうち、勲一等に相当する章。今日では儀礼上の叙勲の位置づけにおいて運用されている。
宝冠大綬章を含む宝冠章は、明治21年に瑞宝章と共に制定された。当時の栄典制度がもっぱら男性を対象とするものであり、宝冠章は女性を顕彰する章として設けられた経緯がある。後に栄典制度における男女の区分がなくなり、宝冠章は顕彰から儀礼的なものへと位置づけを変えて、今に至る。
宝冠大綬章は、主に外国の要人の女性ならびに国内の皇族方の女性へ授与されている。最近では、フランスのオランド大統領夫人であったヴァレリー・トリールヴァイレール、マレーシア第14代国王妃ハミナなどに宝冠大綬章が授与された。秋篠宮の佳子さまは2014年12月に20歳を迎えられる際に宝冠大綬章を授与される。
関連サイト:
勲章の種類(宝冠章) - 内閣府
宝冠章
宝冠章 (現在は、外国人に対する儀礼叙勲等特別な場合に限り運用されています)
明治21年に瑞宝章と同時に制定されました。宝冠章は女性のみに授与される勲章で、デザインは、古代の女帝の冠を模した宝冠を中心に周囲には真珠と竹枝、桜の花葉を配しています。鈕※は古代宮廷女官の衣紋によったと言われている桐、牡丹、蝶、藤、杏、波紋を用いています。
※ 紐・・・ちゅう
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