ぶんらくにんぎょうかつらとこやま

文化財選集

文楽人形鬘(ぶんらくにんぎょうかつら)・床山(とこやま)

名称
文楽人形鬘・床山

区分
選定保存技術

保持者
名越(なごし)昭司(しょうじ)（大阪府）

解説
人形浄瑠璃文楽(にんぎょうじょうるりぶんらく)は，三味線音楽の義太夫(ぎだゆう)節の伴奏で人形を操作する，我が国を代表する人形芝居である。文楽人形鬘(かつら)・床山(とこやま)は，これに用いられる人形の鬘を作り首(かしら)に取り付け，その髪を結い上げる技術である。文楽人形の鬘は，大部分が前髪，鬢(びん)，髱(つと)，髷(まげ)の各部位ごとの部分鬘の組み合わせで作られている。基本的な髪型は約１２０種類あり，役柄に応じて的確に製作されなければならない。このため，鬘製作とその結い上げには，高度な技術と文楽に対する深い知識が必要である。

国指定文化財等データベース

文楽人形鬘・床山

主名称：	文楽人形鬘・床山
ふりがな：	ぶんらくにんぎょうかつら・とこやま
認定区分：	個人
種別：	芸能
選定年月日：	2002.07.08(平成14.07.08)
解除年月日：
解説文：	文楽人形鬘・床山は、人形浄瑠璃文楽の首【かしら】（人形）に、それぞれ役柄に合った鬘を作って取り付け、髪を結い上げる技術である。文楽人形の鬘は、大部分が前髪、鬢【びん】、髱【つと】、髷【まげ】の各部ごとに作られた部分鬘を組み合わせて作る。鬘を取り付けた後に髪を結い上げる。基本的な髪型は、約一二〇種類で、各役柄の身分や年齢、人形遣いの好みなどに合わせて結い上げ、櫛などの髪飾りや頭巾なども取り揃えて完成する。

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