ひょうめんは

デジタル大辞泉

ひょうめん‐は〔ヘウメン‐〕【表面波】

読み方：ひょうめんは

１ 液体の表面に起こる波。波長に比べて深さが十分に大きい重力波をいう。風浪(ふうろう)・うねりなど。

２ 媒質の表面または境界面を伝わる波。地表を伝わる地震波など。

海の事典

深水波（しんすいは）

深海波（しんかいは）deep-water wave
表面波（ひょうめんは）surface wave

波長に比べて、水深が十分大きいときの水面を伝わる重力波。深海波、表面波とも言う。位相波速は、gを重力の加速度、λを波長、Tを周期として、

√(gλ/2π) あるいは gT/2π

で与えられる。この式は水深が波長の半分より深ければ1%以下の誤差で成り立つ。エネルギーの伝播速度・群速度は位相速度の1/2である。水粒子は円軌道を描き、その半径は深さと共に指数関数的に減少し、運動が表面近くに限られるのが表面波とも呼ばれる理由である。