ヒューゴトン・パンハンドル・ガス田
【英】: hugoton-panhandle gas field
米国のテキサス、オクラホマ、カンザスの 3 州にまたがる、米国最大かつ北米最大のガス田。 アマリロ社によって 1918 年に発見された古典的ガス田で、米国南西部における重要なガス資源として利用されてきた。 ガス中に数%含まれるヘリウムを分離し、商品化(冷却媒体などとして利用)していることでも知られる。 地質区としてはアナダルコ盆地に属し、集ガス形態は北部では層位封塞、南部では背斜構造、集ガス面積は約 2 万km2 。ガス層は風化の進んだ基盤岩(花崗岩)および二畳紀の炭酸塩岩で、深さは 400 ~ 1,100m 。究極可採埋蔵量は約 72 兆立方フィートと見積もられている。産ガス量、累計生産量は不詳。 主文献 “Giant Fields”(1970)、『世界の大油田』(1984)、『石油地質・探鉱用語集』(1989) (齊藤 隆、2006 年 3 月) |

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