乾いたたばこの葉を刻んで、紙で巻いて、吸い口にフィルターがついている、一般的な紙巻きたばこ。端に火をつけくすぶらせながら、その煙、を吸い込みます。
吸い込まれた煙は口からのど、気管・気管支を経て肺の末端である肺胞へたどり着きます。この肺胞をふくめ、気管など気道では、たばこの煙のガス成分と粒子状成分とにさらされます。肺胞では、それら多くの成分が肺胞の毛細血管を通じて血液中に溶け込み、ひいては全身へと循環していきます。たとえば、ニコチンは、吸い込んでから10秒以内に脳へ到達します。それだけでなく全身をめぐるので、たとえば母乳の中や、ひいては子宮の頚部などにもニコチンが出てきます。
そのほか、不完全燃焼でもあるため一酸化炭素が発生しますが、一酸化炭素も肺胞で血液に入ります。一酸化炭素はヘモグロビンに強く結合しますが、ヘモグロビンは酸素を運ぶ分子でもあるので競合してしまい、酸素の運搬能に影響します。また代表的な発がん性物質のベンツピレンも発生し、吸いこまれて血液に入ります。
能動喫煙
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