大学入学資格(だいがくにゅうがくしかく)
現行の教育制度では、18歳以上で高校を卒業していることが大学入学に原則必要である。多くの場合、高校在学中に、大学入試センター試験や各大学で独自に実施する試験に合格した上で入学が決まる。
例外的に、数学と物理の分野において、特に優れた才能をもつ場合、高校2年修了時の17歳でも入学を認める「飛び入学制度」もある。千葉大学では、全国に先駆けて1998年からこの制度を取り入れた。
高校の現状に満足できないなどの理由で高校を中退した者は、大学入学資格検定(大検)に合格することで大学入学への道が開ける。毎年2万人が受験し、およそ半数が合格している。
その他、朝鮮人学校などの外国人学校は、学校教育法に定める高校ではないという理由から、大学入学資格としては認められていない。一部の私立大学では柔軟に対応しているものの、国立大学に入るためにはまず大検に合格していなければならない。
日本の教育制度は、6・3・3・4制の単線型学校教育が半世紀以上も続いている。しかし、最近の流れは、中高一貫校の設置にも見られるように、部分的に複線型を導入しているようである。
(2000.07.21更新)
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