ソフトバンク社(そふとばんくしゃ)
ソフトバンク社は、1981年にパソコンソフトの卸会社として創業したのが始まりである。株式を初めて公開したのは、今から7年前の1994年である。社長は孫正義氏である。インターネット事業を先駆的に手掛けることで知られる。
ソフトバンク社と言えば、真っ先に「ヤフー」が思い起こされる。
ソフトバンク社は1995年ごろから米国のベンチャー企業に積極的な投資を始めた。その中でも、インターネット検索サイトの「ヤフー」を3億円程度で買収したのがヒットになった。ヤフーは短い期間で大成長し、ソフトバンク社に莫大な株式含み益をもたらした。
孫氏は「インターネットに関することは何でもやる」という先駆的な姿勢で、これまでに多くの事業を手がけている。最近では米ナスダックや大阪証券取引所と組んでナスダックジャパン発足に尽力した。またオリックスや東京海上火災保険らと日本債券信用銀行の譲渡先となることで合意をした。
ナスダックは「ベンチャー企業が株式公開できる」場であり、また日債銀はベンチャー向けの融資展開も活発に行うと見られる。
「ベンチャー企業に資金投資し、株式公開時にキャピタルゲインを得る」というのが同社の経営の特徴であり、それがナスダックの構想などにも良く生かされている。
(2000.06.20更新)
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