その他の畳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/29 18:32 UTC 版)
ユニット畳(置き畳) フローリングの部屋などに敷いて用いられる正方形の畳。琉球畳とも呼ばれる。 柔道畳 柔道で用いられる専用の畳。現代ではイグサを用いず、畳の目を模した凹凸の表面があるポリマー製の一枚シートを畳表とするものが一般的。そのため柔道における激しい使用においても、通常の畳のようにささくれたりホコリが発生したりはしない。畳表と畳床を密着させた密着型と、密着させないカバー型がある。密着型では畳表のたるみやしわが発生せず、カバー型では傷んだ畳表を交換することができる。畳縁はない。 ポリマー製の畳表が普及する以前は、イグサの代わりにシチトウを材料とする比較的丈夫な畳表(琉球表/七島畳表/青表)がしばしば用いられた。 神事の畳 神社では、畳を帖(じょう)または、畳(じょう)と称する。平安時代の延喜式では、長帖、短帖、菅帖、狭帖等を挙げ「席(むしろ)を表、薦を裏とし両縁に布帛を施す」とある。他にも龍髭帖、八重帖、厚帖、薄帖等がある。縁には二方縁と四方縁がある。また白、青、黄、紅、緑、紫、などの色もある。なおこの色は身分による区別も存在した。なお、現在の神事では御霊代用には二方縁などを使用し、祭場座席には白二方縁薄帖半帖などを用い、畳目を縦に縁を前後にする。 敷具・履具 畳の踏み心地を活かすため、接足面に畳を模したカーペットやスリッパが市販されている。
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