そうごうてきながくしゅう‐の‐じかん〔ソウガフテキなガクシフ‐〕【総合的な学習の時間】
読み方:そうごうてきながくしゅうのじかん
総合的な学習の時間(そうごうてきながくしゅうのじかん)
学校教育において、児童・生徒が自分で課題を見つけ出し、調べたり考えたりして問題を解決する力を育てるために設けられた学習の時間のこと。小学校および中学校では2002年度、高校では2003年度に導入された。
従来の教科学習中心の授業とは異なり、環境・福祉・英会話といった教科横断型のテーマ学習に取り組む例が多い。特に、自然体験や社会体験などの課外活動を通じて「生きる力」を身につけさせるのが狙いだ。
学習指導要領では「総合的な学習の時間」の内容は現場の教師の裁量に任せているため、教師の得意分野を生かした魅力的な授業を構成できる反面、準備に時間がかかるなど負担が大きくなると指摘されている。
文部科学省の義務教育に関する意識調査によって、中学校教師の約6割が「総合的な学習の時間」をなくしたほうがよいと考えていることが明らかになった。
(2005.06.20掲載)
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