せん断加工
刃工具や金型などを用いて板材、線材、または棒材の原材料にせん断応力を生じさせ、所定の寸法、形状に材料を切断する加工法を、一般にせん断加工という。これをさらにその目的により分類すると、大きくは打ち抜き、穴あけ、せん断・分断・切り込みの3種類に分けることができる。以上の加工は主として板金プレス、鍛造成形などの分野で広く行われている。自動車車体部品の多くがせん断加工工程やプレス成形加工を経て、組立て工程で溶接などにより形造られる。クランクシャフトやコネクティングロッドなどの鍛造成形部品も、鍛造プレスでの1次成形後、2次成形でそれらの工程を経て工作機械による仕上げ加工が施される。
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