潜丘構造
【英】: buried hill structure
ある古い時代に存在した山脈が地殻運動で水中に没し、新しい堆積物{たいせきぶつ}によって覆われて埋没した地下の残丘を潜丘というが、潜丘が不整合的に新しい地層に覆われて一種の不整合トラップを構成している箇所を潜丘構造という。中国では“古潜山”と呼ばれ、よく油層が形成されているが、その場合、貯留岩を形成する岩石は炭酸塩岩(石灰岩、苦灰岩など)であり、その地質時代は先カンプリア紀、古生代のカンプリア紀とオルドビス紀などである。中国の場合は新しい堆積物(新生代)のうち、古第三紀の泥岩を根源岩として生成した石油が潜丘構造に移動、集積して油田を形成していることが多く、“古潜山油田”と呼ばれている。中国では任丘油田がこの代表であり、既に 40 以上の潜丘構造が発見されている。 |

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