石油会社国際海事評議会
【英】: oil companies' international marine forum
略語: OCIMF
石油会社国際海事評議会のこと。 原油、石油製品のタンカーによる輸送および荷役に利害関係を有する石油会社の自主的組織であって、1970 年 4 月 8 日に設立された。本部はロンドンにあり、1983 年 7 月現在会員数は 50 社となっている。1969 年油濁民事責任条約採択の際、国際基金設立の構想が付帯決議され、荷主が基金拠出者と目されたため石油業界として独自の油濁補償基金案を作成 IMCO (現 IMO )に提示する必要があったこと、およびタンカーを所有、運航する石油会社として、油濁、安全、教育訓練、荷役などの諸問題に関し、自由に意見を交換する場を設置する必要があったことなどの理由により設立された。原油、液化天然ガス、液化石油ガスおよびその誘導体、関連有機化合物のタンカーによる輸送と荷役に関連する事項、特に海洋環境の保護および船舶運航の安全の向上に関する事項につき研究および事業を実施し、IMO 、政府機関、その他の団体に対し意見を述べるなどの活動を行っている。わが国石油会社は1971年1月に加盟し、連絡機関として石油海事協会(PIMA:Petroleum Industry Marine Association of Japan)を設立している。 |

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