ずーむじょうしょうとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 工学 > 航空軍事用語 > ずーむじょうしょうの意味・解説 

【ズーム上昇】(ずーむじょうしょう)

飛行機一時的に機体本来の上限度越えた高度まで上昇するためのマニューバー
多大な推力要求される関係上、基本的にアフターバーナーを持つ戦闘機でのみ行われる

試みる際はまず最大速度まで加速しそのまま機首を上に向けて上昇始める。
これによって急激に減速していくものの、勢い任せて一時的に上昇限度越える事ができる。
ただし、上昇限度越えているため、そのまま高度を維持する事ができない
弾丸斜め上撃ち上げたようなもので、頂点達した後はすぐに失速同然の状態で降下し始める。

実際には「高度を維持できない」を通り越しエビエーターにとって「恐怖満ちた異常事態待っているようだ。
エンジン静まり操縦桿の手応えなくなり気圧低くなり、風切り音もなくなるという。
気温至っては-50下回り、完全与圧宇宙服なければ到底耐えられるものではない。

この危険な行為により、上昇限度越えた高度から攻撃を行うチャンス一度だけ得られる
しかし実際の所、そのような危険を犯す値するような戦術今のところ実施されていない

とはいえ上昇限度越えない場合でも急上昇が必要であれば有効な技術である。
戦闘機スクランブル際しアフターバーナー吹かしてズーム上昇を行う事は多い。




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

ずーむじょうしょうのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ずーむじょうしょうのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
航空軍事用語辞典++航空軍事用語辞典++
この記事はMASDF 航空軍事用語辞典++の記事を転載しております。
MASDFでは航空及び軍事についての様々なコンテンツをご覧頂けます。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS