じんちょう‐げ〔ヂンチヤウ‐〕【▽沈丁▽花】
じんちょうげ (沈丁花)



●中国が原産で、わが国へは室町時代に渡来したといわれています。名前は、沈香のような匂いがあり、「ちょうじ(丁子)」のような花をつけることから。春まだ浅い2月から3月ごろ、外が赤紫色、内側が白色の花を咲かせます。この花のように見えるのは、花弁ではなく萼です。これを採取して日干ししたのを、漢方では瑞香花と呼び、うがい薬として用いられています。雌雄異株ですが、わが国にはほとんど雄株しかないため、ふつうには花が咲いても実を結びません。
●ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属の常緑低木で、学名は Daphne odora。英名は Winter daphne。
ジンチョウゲ: | 沈丁花 難波津 |
ファレリア: | ファレリア・カピタータ |
ミツマタ: | 三又 |
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