こう配
山岳地帯の多い鉄道は、カーブや急こう配の区間も走っています。こう配は水平の距離に対する高さの比率を1000分率で示し、‰(パーミル)という記号を使います。具体的には35‰の上りこう配の場合、列車が1,000m走って35m上ることを示します。普通は鉄道構造規則によって駅構内の本線は列車の円滑な発着のため、1000分の5以下とし、本線の最もきつい急こう配は35‰にするよう抑制してあります。こうした制限は急こう配区間では列車の加速度や速度に影響があり、電車が前進不能となる事態を避けるためです。 さまざまな上り下りこう配がある区間では、それぞれのこう配規模を、その区間の長さで見た平均こう配で示しています。車輪とレールの摩擦で走る在来型鉄道は、こう配やカーブ区間で列車の走行を妨げるこう配抵抗などを受けるので、運転士はこう配の大きさだけでなく、長さにも注意しなければなりません。
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