構造規則
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/21 02:32 UTC 版)
構造規則にはもう少し説明が必要である。規則の名称は Weakening (W)、Contraction (C)、Permutation (P) であり、日本語で言えばそれぞれ「弱化規則」、「縮約規則」、「転置規則」である。 弱化規則は任意の要素を付け加える。直観的には前提に何かを加えるというのは証明でもよくあることで自然である。帰結は要素の論理和となっているため、どちらかが成り立っていればよいため、証明されていない式を追加しても成り立つのである。 縮約規則と転置規則は、記述順序(転置規則)や同じ式が複数個登場すること(縮約規則)が問題とならないことを示している。従って、列ではなく集合とみなすことができる。 シークエント計算から構造規則の一部を除いたものを部分構造論理と呼ぶ。この場合、逆に列としての意味を重視する。
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