かわいそうランキング
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/19 13:50 UTC 版)
著書では「かわいそうランキング」という語を用い、世間から「かわいそうだ」と思ってもらえる者とそうでない者の格差について問題提起し、例として大々的に社会問題化された2015年(平成27年)の電通の東大卒女性社員過労自殺事件と、ほとんど話題になることのなかった2017年(平成29年)の新国立競技場男性社員自殺事件とを比較して論じている。また、相模原障害者施設殺傷事件の犯人に対する「ネット底辺層」の支持の声を取り上げ、障害者に対してであれば許されない「生産性」を「人の価値」とする態度も、相手が「できの悪い健常者」であれば「自己責任」「努力不足」で済まされるという問題を提起している。 赤木智弘との対談では、「人間がかわいそうだな、情けをかけてあげたいなと、感情に基づいて選択しようすればするほど、結果的に救われない人が出てきます」「みんなの悪気ない『小さなノーサンキュー』が積もり積もって巨大な闇みたいになっていく」と述べ、生活保護の水際作戦を例として「みんなが爪弾きにするようなタイプの人であろうが受けられるものにしないといけない」と述べている。
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