かつらぎ (俳句結社)とは? わかりやすく解説

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かつらぎ (俳句結社)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/09/04 09:45 UTC 版)

かつらぎは、1928年昭和3年)に阿波野青畝が設立した[1]高浜虚子を師系とする[2]俳句結社である。翌年の1929年(昭和4年)1月より奈良県で、俳句誌『かつらぎ』を創刊し[3]2013年平成25年)4月号で創刊1000号刊行、2019年令和元年)が創刊90年[4]であった。2024年令和6年)には、創刊95周年を迎えることになる[5]

概要

高浜虚子・阿波野青畝を師系とする俳句結社である。公益社団法人俳人協会の賛助会員[6]

公式ウェブサイトの案内では、「季節現象を17音という俳句の形式で詠んでゆくのはとても楽しいことです。われわれの『かつらぎ』は心にひびく写生をモットーに、ものの本質をとらえる高度の写生で、伝統俳句の新しみをめざしています。」という方針が記載されている[7]

歴代主宰

※年は主宰在任期間[7]

  • 初代:阿波野青畝(1929年 - 1989年)[8]
  • 二代:森田峠(1990年 -2013年)[9]
  • 三代:森田純一郎(2013年 - )経歴[10]。公益社団法人俳人協会理事[11] 関西支部長[12]。句集「マンハッタン」「祖国」「旅懐」

おもな関係者

  • 下村梅子
  • 平田冬か 副主宰
  • 村手圭子 副主宰

行事

公益社団法人俳人協会公式HP[13]によれば主な行事・活動は以下のとおりである。

  • 月刊俳誌かつらぎ:毎月1日発行、約700部、投句者約450名
  • かつらぎ友の会
  • 秋季通信句会:年1回
  • 総会及び俳句会:年1回
  • ZOOM句会:毎月第1土曜日17時

脚注

  1. ^ あらき(2011)116頁
  2. ^ 虚子と青畝の師弟関係について、青木(2018)149-159頁など
  3. ^ 川島(2019)74頁
  4. ^ 毎日新聞2019/6/11 詩歌の森へ「かつらぎ」90周年
  5. ^ 俳句かつらぎ - 2022年9月3日閲覧。
  6. ^ 公益社団法人俳人協会 賛助会員
  7. ^ a b かつらぎとは - 公式ウェブサイト(2022年9月3日閲覧)
  8. ^ 上田他(2008)67頁
  9. ^ 長谷川(2001)72頁
  10. ^ 公益社団法人俳人協会 賛助会員主宰プロフィール
  11. ^ 公益社団法人俳人協会 主要役員
  12. ^ 公益社団法人俳人協会 関西支部
  13. ^ 公益社団法人俳人協会 賛助会員スケジュール

参考文献

  • 青木亮人『近代俳句の諸相―正岡子規、高浜虚子、山口誓子など―』(創風社出版、2018年)
  • あらきみほ『図説・俳句』(日東書院、2011年)
  • 稲畑汀子大岡信鷹羽狩行(監修)『現代俳句大事典』(三省堂、2005年)
  • 上田正昭津田秀夫永原慶二藤井松一藤原彰(監修)『コンサイス日本人名辞典 第5版』(三省堂、2008年)
  • 川島由紀子『阿波野青畝への旅』(創風社出版、2019年)
  • 長谷川櫂(編著)『現代俳句の鑑賞101』(新書館、2001年)

関連項目

外部リンク




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