かつて路面電車路線と直通運転していた名残から、路面電車車両により運行される鉄道路線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 19:40 UTC 版)
「日本の路面電車一覧」の記事における「かつて路面電車路線と直通運転していた名残から、路面電車車両により運行される鉄道路線」の解説
路面電車路線網の廃止・縮小や軌道線から鉄道線への転換が進み、軌道線と鉄道線の直通運転もその多くが消滅した。これにより、直通運転していた鉄道路線のほとんどが普通鉄道規格の車両による運行に統一されたが、下記の1例のみ、路面電車タイプの車両による運行が継続されている。 事業者名名称所在地開業年軌道線直通運転終了年総延長(km)停留場・駅数軌間(mm)併用軌道専用軌道備考筑豊電気鉄道 筑豊電気鉄道線 福岡県 1914年 2000年 16.0 21 1,435 なし あり 路面電車規格の車両による運行 筑豊電気鉄道 - 筑豊電気鉄道線(路線名称なし)(北九州市・中間市・直方市)1956年に熊西駅 - 筑豊直方駅間が鉄道線として開業。軌道線である西鉄北九州線と開業当初から直通運転を行っており、開業時から1976年までは自社車両を所有せず、西鉄の路面電車車両を借り入れて運行をしていた。1976年以降も、2000年の西鉄北九州線廃止まで、筑豊電気鉄道線と西鉄北九州線の間で車両の乗り入れが行われていた。2000年に西鉄北九州線の黒崎駅前駅 - 熊西駅間を除く全線が廃止されるに至り、残る黒崎駅前駅 - 熊西駅間は筑豊電気鉄道による運行に移管された。あわせて、当該区間が軌道線から鉄道線に転換された。このような経緯から、現在では全線が鉄道線でありながらも、依然として全列車が路面電車タイプの車両により運行されているほか、沿線の交差点名や路線バスの停留所名でも西鉄北九州線に倣って当路線の駅を「電停」と称しており、路面電車としての性格を色濃く残している。 筑豊電気鉄道(路面電車タイプの車両)
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