会話型データ解釈システム
【英】: interactive interpretation system
反射地震記録の解釈では、紙に表示された記録断面に色鉛筆で反射面などの追跡をするのが普通である。そのうえ、解釈作業は試行錯誤を伴う面倒なものであるから、例えば、三次元反射地震探査法のように大量のデータを扱うには膨大な時間がかかる。そこで、作業の一部をコンピューターに肩替わりさせ、解釈の効率化を図るシステムの着想が生まれた。その特徴は、コンピューターで計算された反射記録をグラフィック装置で受け、カーソル操作で結果の修正後、再度コンピューターへ入力できることである。これは、あたかもコンピューターと会話をしながら解釈を進めているようにみえるところから、会話型データ解釈システムと呼ばれる。このシステムでは、単なるルーチン作業の加速化のみならず、コンピューターを使わなければほとんど実用化の見込みのない高度の解析も可能となっており、解釈の質的水準の向上に大いに貢献する結果となっている。 |

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