お船様の設置、解体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 02:32 UTC 版)
「岩村田祇園祭お船様祭り」の記事における「お船様の設置、解体」の解説
毎年7月に岩村田祇園祭・お船様祭りの準備を行う。町内の荒宿区では、「お船様」と呼ばれる巨大な船体のような祭礼施設を道路中央に組み立てる。船の上部には鷺飾(さぎかざり)を安置するが、これは約7.6メートルの帆柱の上に体長約2メートルの純白の鷺の人形を設置したもの。鷺は丑寅の方角を向かせることになっている。この組立を行う人達を「御船付」(おふねつき)と言い、基本的に世襲制である。祭礼で必要な木材は軽井沢町借宿の土屋家から奉納されていたが、現在は町内の山林等で調達している。船底部分には約3メートルの松の木を立て、そこに御姫様を作る。御姫様は高さ約2.5メートル、着物姿で獅子顔をしている。船縁には幕をめぐらせ、完成する。 お船様の解体は祭翌朝から行う。お船様は大正時代に電線ができたため、移動ができなくなった。この獅子頭には寛文元年(1661年)の年号がある。提灯には応永5年(1398年)の文字があるが、何回か作りかえられている。
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