おもにアクアリウムで用いられる種
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/01 14:18 UTC 版)
「セキショウモ属」の記事における「おもにアクアリウムで用いられる種」の解説
セイヨウセキショウモ (バリスネリア・スピラリス) 学名 Vallisneria spiralis 世界中の熱帯から温帯に分布。葉長は80cmほどになる。入手しやすく栽培も容易でポピュラーな種。 ネジレモ (スクリュー・バリスネリア) 学名 Vallisneria asiatica var. biwaensis 日本の琵琶湖・淀川水系の固有種であるが、一般に販売されているものは東南アジアの水草ファームで栽培されたものがほとんどである。葉が螺旋状にねじれているのが特徴。セキショウモの変種で栽培は容易である。 オオセキショウモ (ジャイアント・バリスネリア) 学名 Vallisneria gigantea フィリピン、マレーシア原産の大型のバリスネリアで、葉長は1mを超えるほど大型化する。現在では琵琶湖などの日本の一部に帰化している。 バリスネリア・ルブラ 学名 Vallisneria gigantea var. rubra 東南アジア原産のジャイアント・バリスネリアの変種。やや葉に赤みがかかり、水質により赤みが強くなる。 コークスクリュー・バリスネリア 学名 Vallisneria tortissima 北米原産。スクリュー・バリスネリアに似ているが、葉幅は狭く長くなり、捩れも強い。栽培は容易。 タイガー・バリスネリア 学名 Vallisneria neotropicalis 中央アメリカ原産の大型バリスネリア。最大で2mに達することもある。若い葉は赤みが強く美しい。 バリスネリア・ナナ 学名 Vallisneria nana オーストラリア原産。他種に比べてかなり細長く繊細なテープ状の葉を持つ。栽培は容易。 以下はやや珍種に属する。 バリスネリア・カウレッセン 学名 Vallisneria kauresen 時折入荷する。葉幅広く分厚い異色のバリスネリアで迫力がある。水面の高さに合わせて葉が成長する。 バリスネリア・トリプテラ 学名 Vallisneria triptera 水草専門店などで時折入荷する。こちらはロゼット状ではなく有茎草のように葉を互生する不思議なバリスネリア。栽培はやや難しい。オーストラリア原産。 ピグミー・バリスネリア 学名 Vallisneria aethiopica やや茶褐色になる小型のバリスネリアで、栽培しやすいらしいが現在では入荷することがない幻の水草。 バリスネリア・ポルトグアレンシス 学名 Vallisneria portguarensis コウガイモに似たバリスネリアで、スピラリスに混じって入荷することがあったようだ。育成はやや難しい。
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