おぼこ - -

実用日本語表現辞典

おぼこ

あどけなく、幼ない様子。まだ世慣れた感じのしない様子。「おぼこ顔」と言えば雛人形や五月人形において顔立ちがあどけない童顔であることを指す。「おぼこ娘」と言うと処女、男を知らない娘を指す。最近ではおぼこ娘の意味で単に「おぼこ」と言う場合も多い。

（2011年3月2日更新）

デジタル大辞泉

おぼこ

［名・形動］《「うぶこ（産子）」の音変化か》

１ まだ世慣れていないこと。また、そのさまや、そういう人。「—な娘」

２ 生娘(きむすめ)。処女。おばこ。

「もんはそんな—らしいものはすっかり無くしているのだ」〈犀星・あにいもうと〉

３ ボラの幼魚。

人形辞典

おぼこ

子供顔人形の別名。
子供顔の意であるが、主として御所人形風の顔をさしていう。

津軽語辞典

おんぼこ（おぼこ）

方言	意味
おんぼこ（おぼこ）	赤ちゃん

仙台弁

おぼこ

単語	発音	意味、用例	関連語
おぼこ	おぼこ	【名】 赤ん坊 [辞書記載]	おぼこなす

»仙台弁の発音についてはこちら

京ことば

おぼこ

京ことば	意味
おぼこ	幼稚な

隠語大辞典

未通女

読み方：おぼこ

1. まだ男の味を知らぬ女のことをいふ。うぶな娘のこと。〔情事語〕
2. 未だ男の味を知らないうぶな女のこと。〔花柳界〕
3. 未通女、情事を解せぬ処女。
4. 未だ異性を知らないうぶな娘の事。
5. まだ世なれぬ小娘。未だ男を知らぬ女。
6. ⑴世間になれない娘。⑵まだ男を知らない女。

分類 情事語、花柳界

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ。

Weblio日本語例文用例辞書

「 おぼこ」の例文・使い方・用例・文例

• あの子はおぼこでだまされ易い.
• 無邪気なおぼこ娘だ
• まだほんのおぼこです
• まだおぼこだからそんなことはわかりません
• 嫁さんは鬼も十七のおぼこだ