おぬい婆さん
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/24 08:01 UTC 版)
洪作の義理の曽祖父、伊上辰之助の妾。戸籍の上では、洪作の実母・七重の養母。伊豆半島南端、下田に生まれ、長じて芸者勤めをしていた折に辰之助に落籍される。中年以降、故郷の伊豆湯ヶ島に戻り田舎医師として忙しく暮らす辰之助に尽し、やがて本家よりも大きな家屋敷を手に入れ、辰之助の死後もそのまま村に居着く。本家におけるおぬいの評判は極めて悪く、彼女自身の性格の激しさもあって他の村人からも白眼視されている。しかし、洪作に対しては無償の愛を注ぎ、洪作もまたおぬいを慕っている。得意料理はライスカレー。作品後半では徐々に老衰が目立ち、洪作の浜松転居直前にジフテリアで他界。モデルは、靖の曽祖父の妾だった井上かの。
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