おか‐ぼれ〔をか‐〕【▽傍×惚れ/岡×惚れ】
岡惚れ
おかぼれ
岡惚
- 情交なくして唯好いて惚れてゐるといふ意味である。都々逸の文句に「岡惚れしてからいまだに他人、いつか本望を遂げるやら」といふのがある。〔花柳語〕
- 別に関係あるわけでないが、好いて心ひそかに惚れてゐること。〔花柳界〕
- 親しき関係なきに恋ひ慕ふこと。「傍惚れ」なり。
- ちよつとした浮き心から、心を動かしたやうな軽い一時の恋。
- プラトニツクラブ。恋愛遊戯の一姿態、又主としてお酌時代に行はるる模擬恋愛。コケ問答に曰く、水転に惚れても岡惚れとは之れ如何に……。
- 〔隠〕花柳通語。情交なくして唯好いてゐること。「惚れてゐる」といへば、この社会では情交があつての上のことに解するを普通とす。
- 別に情事関係はないが、ただ好きで心ひそかに惚れてゐることをいふ。
- 情交なくして惚れて居る事、好いて居る事を云ふ。
- 花柳通語。情交なくして唯好いてゐるを云ふ。「惚れてゐる」とのみ云へば、此の社会にては情交ありての上の事に解するを先づ普通とする。
- 情交なくしてただ好いていること、「惚れている」といえば花柳界では情交があつての上のことに解するのが常である。
- 情交なくしてただ好いて惚れているという意味で、都々逸の文句に「岡惚れしてからいまだに他人、いつか本望とげるやら」というのがある。〔花柳界〕
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