えちご‐じし〔ヱチゴ‐〕【▽越後×獅子】
読み方:えちごじし
越後国西蒲原(にしかんばら)郡月潟(つきがた)村(現、新潟市)から出て諸国を回っていた一人立ちの獅子舞。獅子頭(ししがしら)をかぶった子供が、親方の笛・太鼓に合わせて曲芸をして、銭を請うた。江戸中期から後期に盛行。角兵衛獅子。蒲原獅子。《季 新年》
地歌。手事物(てごともの)。天明年間(1781〜1789)に峰崎勾当(みねざきこうとう)が作曲。市浦検校や八重崎検校が手を加えたものもある。歌詞は
を題材にして越後名物をよみ込む。
歌舞伎舞踊。長唄。篠田金次作詞、9世杵屋六左衛門(きねやろくざえもん)作曲。七変化「遅桜手爾葉七字(おそざくらてにはのななもじ)」の一つとして、文化8年(1811)江戸中村座で3世中村歌右衛門が初演。
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