蒲原獅子とは？わかりやすく解説

越後獅子（えちごじし）とは、新潟県新潟市南区（旧西蒲原郡月潟村）を発祥とする郷土芸能である角兵衛獅子を題材とした地歌、長唄、常磐津、歌謡曲の楽曲。または日本舞踊の演目。

概略

六斎念仏の演目の一つとしての越後獅子。長唄を元にしている。嵯峨野六斎念仏保存会（京都市）

嘉永年間以前から上方や江戸の市中に流行したらしく、これを題材として、まず天明の頃、大坂の勾当・峰崎勾当により手事物の地歌曲『越後獅子』が作曲された。同曲は器楽性にすぐれ、三味線の技巧が高度に追求された楽曲。これを元に江戸の9代目杵屋六左衛門が文化8年（1811年）、七変化舞踊『遅櫻手爾葉七文字』（おそざくらてにはのななもじ）の伴奏曲の一つとして長唄に作曲し、3代目中村歌右衛門により中村座で初演された。また常磐津や清元に影響を与えている。さらにプッチーニの『蝶々夫人』にも旋律が引用されている^[1]。

脚注

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^ “越後獅子と蝶々夫人”. 越後獅子と蝶々夫人

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[1] “越後獅子と蝶々夫人”. 越後獅子と蝶々夫人

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表話編歴日本舞踊の演目
あ行～な行	相生獅子 - 安宅の松 - 敦盛 - 梅の栄 - 越後獅子 - 勧進帳 - 小簾の戸 - 鷺娘 - 申酉 - 三社祭 - 汐汲 - 助六 - 玉兎 - 千鳥の曲 - 茶音頭 - 積恋雪関扉 - 鶴の声
は行～や行	藤娘 - 牡丹蝶扇彩 - 道行恋苧環 - 道行旅路の花聟 - 娘道成寺 - 娘七種 - 夕顔 - 雪
日本舞踊

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