イギリス下院(いぎりすかいん)
イギリスは議員内閣制の国だ。日本と同じく二院制を採っている。イギリスではこの二つの院は、上院、下院と呼ばれる。
このうち、上院は貴族から構成される院だ。選挙はない。対して、下院は、選挙で選ばれた議員で構成される。
イギリス下院の選挙
選挙権は18歳からで、被選挙権は21歳からだ。総定数は659人で、任期は5年だ。日本の衆議院と同じように、解散がある。イギリスは、選挙制度として、「小選挙区制」を採用している。つまり、ひとつの選挙区から一人が選ばれる。
投票は、記号投票方法がとられている。記号投票方法とは、投票したい候補者にチェックを入れるタイプの選挙方式のことだ。
まず、有権者は候補者の氏名が印刷された投票用紙を用う。これにはその選挙区から立候補している候補者の氏名や住所が記載されている。有権者はこの中から一人を選ぶ。そして、その候補者氏名の右側に×印をつける。この用紙を投票箱に入れ、投票が完成する。その選挙区の立候補者のうち、得票数が一番多かった候補者が当選する。
(2000.10.14掲載)
- いぎりすかいんのページへのリンク