相惚
読み方:あいぼれ
- 魚の刺身のことをいふ。刺身といへば身を刺すことにて凶行する意味になる。頗る縁起が悪いから相惚れといつたのである。〔花柳語〕
- 〔情〕接吻の異名。お刺身のこと。男女互に惚れ合ふことを云ひ、延いてお刺身のことに云ふ。接吻のことを昔は「お刺身」と云つた。相惚同士の間にのみ行はれるから、お刺身(接吻)のことを相惚と云ふやうになつたものである。
- 〔花〕魚の刺身のこと。刺身(接吻)が相惚から起つたので更に転化して魚の刺身のことを相惚といふやうになつたのである。
- 花柳界にて、魚の刺身のことをいふ。刺身といへば身を刺すことにて凶行する意味になり、頗る縁起が悪いから相惚れといつたのである。
- 〔俗〕花柳界にて魚の刺身のこと、刺身といへば身を刺すことにて兇行する意味となり縁起悪き故である。
- 魚の刺身のことをいふ。身を刺すといふのが縁起が悪いといふ所から。
- 刺身を云ふ。
- 魚又は刺身を云ふ。
- 刺身の事。隠語で接吻の事を「さしみ」を云ふ、それで接吻は相思の仲、相惚れでなければ出来得ないから料理の刺身をあいぼれと云ふ。〔花柳界〕
- 本来の意味は男女が互に惚れ合ふことであるが、花柳社会にて「刺身」のことに云ふ。刺身は接吻のことで、相惚れの中にのみ行はれるからである。
- 男女が互に深く慕いあうこと。また花柳界では「接吻」のことをいう。
- 魚の刺身のことをいう。刺身といえば身を刺すことで凶行する意味になり、すこぶる縁起が悪いから相惚れといったのである。〔花柳界〕
- 刺身又は魚。「相惚れ」で刺身にはツマが付ものである事物連想。〔不〕
- 〔花〕刺身のこと。隠語で接吻のことを「刺身」という。それで接吻は相思の仲、相惚れでなければ出来ないから料理の刺身を相惚れという。
相惚れ
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