あいちのかおりSBL【アイチノカオリSBL】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第10968号 |
登録年月日 | 2003年 2月 20日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | あいちのかおりSBL よみ:アイチノカオリSBL |
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品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 愛知県 | |
品種登録者の住所 | 愛知県名古屋市中区三の丸三丁目1番2号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 井澤敏彦、朱宮昭男、濱田千裕、杉浦直樹、坂紀邦、辻孝子、藤井潔、遠山孝通、中嶋泰則、工藤悟、加藤恭宏、小島元、伊藤俊雄 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「愛知78号(のちの「葵の風」)」を1回親、「あいちのかおり」を反復親として育成された固定品種であり、育成地(愛知県愛知郡長久手町)における成熟期は晩生の晩、穂いもちほ場抵抗性がやや強、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)の水稲、粳種である。草型は中間、稈長はやや長、稈の細太、剛柔、葉身毛茸の有無と多少及び止葉の直立の程度は中、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長、穂数、粒着密度及び穂軸の抽出度は中、穂型は紡垂状、穎毛の有無と多少は中、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、護穎の色は淡黄である。芒の有無と多少はやや少、芒長はやや短、芒色は黄白-黄である。玄米の形は中、大小はやや大、粒色は淡褐、色沢は中、精玄米千粒重はやや大、玄米の見かけの品質は上の下、光沢はやや良、香りは無、腹白及び胴割の多少は少である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は晩生の晩、穂揃日数、穂発芽性及び耐倒伏性は中、脱粒性は難、地上部全重はやや大、収量はやや多である。穂いもちほ場抵抗性はやや強、葉いもちほ場抵抗性は中、白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群、白葉枯病ほ場抵抗性はやや強、しま葉枯病抵抗性品種群別は外国稲型(St2i)、萎縮病抵抗性品種群別及びツマグロヨコバイ抵抗性品種群は感受性群、トビイロウンカ抵抗性遺伝子型は+である。「あいちのかおり」と比較して、穂いもちほ場抵抗性が強いこと、しま葉枯病抵抗性品種群別が外国稲型(St2i)であることで区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、昭和62年に愛知県農業総合試験場(愛知郡長久手町)において、「愛知78号(のちの「葵の風」)」に「あいちのかおり」を交配し、その後「あいちのかおり」を反復親として2回連続戻し交配を行い、その雑種代3代を「あいちのかおり」に交配、以後、固定を行いながら特性の調査を継続し、11年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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