『越天楽今様』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/19 03:10 UTC 版)
中でも有名なのは、『越天楽』のメロディーに歌詞を付けた『越天楽今様』である。雅楽の楽器を伴奏に使う場合のみ、雅楽の謡物に該当する(楽部のレパートリーには入らないが、民間の雅楽団体のレパートリーには入る場合が多い)。特に有名なのは「春のやよいの」で始まる慈鎮和尚の歌詞。この曲に舞を付けたものは「今様舞」と呼ばれ、白拍子装束で舞う。この他にも様々な歌詞が付けられた。これが九州に伝わったものが筑前今様となり、後に黒田節と呼ばれるようになった。近代に作られた神楽である豊栄の舞も、現代版「越天楽今様」・「今様舞」と言って良い。
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