『跛の悪魔』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 14:31 UTC 版)
1641年、スペインの劇作家で小説家であるベレス・デ・ゲバラ(Vélez de Guevara)の風刺小説『跛の悪魔(El diablo cojuelo)』の悪魔アスモデは、悪戯心と風刺の天才として描かれた。 1707年、フランスの作家アラン=ルネ・ルサージュはゲバラの小説に着想を得て、『跛の悪魔(Le diable boiteux)』を書いた。マドリッドの学生ドン・クレオファスは、ある夜、悪魔アスモデを解放する。解放の礼として、アスモデはドン・クレオファスをマドリッドの街へと連れ出し、数々の奇譚を見せる。『跛の悪魔』のアスモデは山羊の脚を持つ醜い姿を持つ。また愛と欲望の悪魔であり、詩人たちより神クピードーと呼ばれていると述べる。
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