『花間鶯』(かかんおう)
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『雪中梅』の続編。1887年(明治20年) - 1888年(明治21年)刊。2人の婚礼からはじまり、主人公民間党員(官民協和論者)、政党不要論者、過激共産主義者などが登場するが、主人公の勝利におわる。 作中人物の口をかりて作者が政治を語り、批評をおこなう。理想的な志士、佳人も登場し、よくまとまっている。 国野基は貧困な青年であったが、雄弁と識見とをもって世に認められ、奇禍にあいながら、お春の助力を得て、ついに結婚、またその民間党大団結論、官民協和論は朝野の共感を得て、その属する自由党は選挙で大勝利をおさめる。
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