『総合バスク語辞典』
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「コルド・ミチェレナ」の記事における「『総合バスク語辞典』」の解説
1905年-1906年に刊行されたレスレクシオン・マリア・デ・アスクエの辞書『バスク語・スペイン語・フランス語辞典』の在庫が切れると、ミチェレナはエウスカルツァインディアの依頼で改定版辞書の刊行に取り組んだ。ミチェレナの作業は改定版とは言えないほど大掛かりなものとなり、ミチェレナ自身は改定版の刊行を待たずに1987年に死去したが、エウスカルツァインディアのイボン・サラソラが作業を引き継いで2005年に刊行した。この『総合バスク語辞典』は全26巻の大作であり、出版元はエウスカルツァインディア、著者はアスクエではなくミチェレナの名前が用いられている。 この辞典はバスク語諸方言のあらゆる語彙を収集することを目指しており、400人以上の書き手による1,000以上のバスク語文献が出典とされている。基本的語彙には多くのページが当てられ、例えば「風」(haize)は12ページにも及んでいる。バスク語以外からの借用語も積極的に収録しており、例えば「システム」(sistema)も見出し語となっている。
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