『滑稽俄安宅新関』
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 04:00 UTC 版)
詳細は「滑稽俄安宅新関」を参照 二代目河竹新七、のちの黙阿弥によって書かれた作品。慶応元年(1865年)の江戸市村座初演。舞台は『御摂勧進帳』に似た関所の体。関守である冨樫の「一芸を披露しなくては関所を通ることができない」という命令に従って様々な旅人が芸当を披露するという演目。義経一行からはぐれたという設定の弁慶は『勧進帳』でお馴染みの詞章に乗って最初に登場し、浄瑠璃に乗せて勧進帳を読み上げて関を去っていく。現在は主に俳優祭で上演されることが専らだが、2019年の11月、永楽館において六代目片岡愛之助の冨樫で上演された。
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