『ミラーマン』との視聴率競争
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/10 07:21 UTC 版)
「シルバー仮面」の記事における「『ミラーマン』との視聴率競争」の解説
本作品は、放映開始時から裏番組として同じ特撮ヒーロー番組である円谷プロダクションの『ミラーマン』(フジテレビ)との視聴率競争が意図されていた作品である。『ミラーマン』の放送は急遽決定したものであったが、結果として円谷プロと同社を離れたスタッフによる同門対決となった。奇しくも主役の春日光二を演じた柴俊夫は、『ミラーマン』のパイロット版でも主役を演じており、『ミラーマン』の主演の石田信之も『シルバー仮面』の主役へのオファーがあったと述べている。 「ミラーマン#『シルバー仮面』との視聴率競争」も参照 『ミラーマン』に先行した第1話は14.6%の視聴率を獲得したものの、『ミラーマン』の放送開始日である第2話からは、20%台を記録する同作に対して本作品は1桁台となり、視聴率は常に苦戦を強いられた。また、重いドラマ作りに加え、等身大で暗躍する宇宙人に代表される怪奇要素やストーリーの暗さ、異色の演出描写が、ターゲット層である児童層からの支持を受けにくいものとなってしまったことが視聴率的苦戦の一因とされている。第9話「見知らぬ町に追われて」の回は予告編からショッキングな映像を中心に構成し、結果的に全26話の中で最低の視聴率3.8%を記録している。 こうして、高いストーリー性を持ち込んだ本作品のドラマ作りは視聴率的な苦戦を呼んだため、第11話から大胆な軌道修正が行われた。TBSおよび宣弘社は第3話・第4話の視聴率を見て、第6話の制作と並行して路線変更に乗り出した。
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