『ゴーマニズム宣言SPECIAL 天皇論』
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「ゴーマニズム宣言」の記事における「『ゴーマニズム宣言SPECIAL 天皇論』」の解説
詳細は「ゴーマニズム宣言スペシャル・天皇論」を参照 『SAPIO』誌上にて全10回連載されたものに描き下ろしを加え、2009年6月に出版。天皇の歴史、伝統などについて解説している。『天皇論』刊行後は『SAPIO』誌上において「天皇論追撃篇」を連載しており、反響や反論に対し小林の主張を述べている。 小林は同書の中で日本国憲法の国民主権の規定は天皇を貶めるためのものと指摘し、国民主権に警鐘をならしている。また天皇は祭祀を司り、民の安寧を祈る「祭司王」であるとし、世俗的君主である欧州の王や中国の皇帝とは一線を画する存在であるとしている。また、天皇について、その存在の廃止や権威の弱体化に繋がる事を論ずる者は左翼であると定義し、批判している。近世にも庶民は天皇の存在を知っており、敬慕していたとも述べている。天皇・皇后および皇太子夫妻への批判については「バッシング」と批判し、擁護姿勢を見せている。また、美智子皇后のお言葉を引用して女系天皇も容認すると語った。関連著作の「皇后論」(『女性セブン』2009年8月6日号掲載)においては、「美智子皇后のような人物は滅多に出ないものだから、多少劣っていたとしても受け入れなければならない」と発言している。
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