「赤電車」と「赤バス」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/24 06:38 UTC 版)
かつて東京など一部の大都市の路面電車(都電など)においては、識別を容易にするため、終電車の方向幕に赤い電球を点灯して運行し、これを「赤電車」と呼んだ。終発から1本前の電車は同じく方向幕に青い(実際は緑色)電球を点灯したため「青電車」と呼ぶ。 都電荒川線では方向幕にその目的専用の赤地・緑地のコマが残されていたが、車両の更新に伴い、現在は終電にのみ最終電車である旨の文字表記がなされている。 これらの後身である公営バスや、その周辺地域の民営バスでも、「赤バス」「青バス」など同様の慣習がある事業者も存在している。ただし、方向幕のLED表示器化が進んでいるため、終バスの表示については点灯カラーの変更のほか、「終バス」「最終」と文字表示したり、文字を反転表示にする、枠で囲むなど、色分けに代わるものもある。またこの慣習を実施していないバス事業者も多くある。 日本の鉄道のLED表示では、首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線で、終電の行先表示に「最終」の文字が入るなどの例もある。
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